【LINKLセレクト】俳優：植田敬仁さん

こちらこそ、こんな僕にインタビューなんてして頂けるとは嬉しい限りです！
ありがとうございます！

東京で俳優活動をしております、植田敬仁です！！
経歴はまだまだ短いものですが、2018年に立命館大学の法学部を卒業し、そのまま関西から上京。その年の4月から文学座附属演劇研究所に入り、全くの初心者でしたがみっちり演技の勉強をさせて頂きました。
そして翌2019年からは東京俳優生活協同組合で2021年の5月までお世話になっていました。

そこから今はオフィスベアという事務所に業務提携という形でお世話になっています！

そうですね！
前の事務所を辞めるまではSNS関連のことに触れることが出来なかったので、辞めたのを機に新しい挑戦としてSNSの使い方を教えていただきましたね。

あはは、熱いというのか、昔からしぶとい人間なんですよ（笑）。
幼いころからあまりのしぶとさに親からよく怒られていました。自分としては、本当に色んなことで細かい部分に目がいっちゃったり、繊細に感じたりとナイーブな人間ではあります（笑）。
僕のことを古くからよく知っている友人には「お前はそれでも強いよ」なんて言われますけどね。

稽古とかの強いダメ出しで自分自身ではかなりダメージを食らっているときもあるのですが、最近仲良くさせて頂いている先輩に、表面上そんな風に見えないって言われて笑われました。やっぱり表面上は気にしてないように見えるんですかね？（笑）

主に演劇と映像ですね！！演劇では赤坂レッドシアターっていう劇場や下北の駅前劇場等の規模感の小劇場に出演させて頂いたりしました。でも、２０２０年から２０２２年までで１０作品中７作品が中止になってしまいました。ここまでなくなった人は僕はまだ会ったことないです（笑）。

映像面では、少ないですが映画やドラマ、MV、広告等に出演してます！！

きっかけは弟の存在ですね！元は新聞社や報道関係に将来就きたいと思って大学に入学したのですが、僕が大学に入った年の夏に弟がとある大怪我で中学・高校とほぼ通えない状態になってしまったんです。

そして彼が１６歳、そして僕が２２歳の頃に、弟が僕にこんなことを言ったんです。
「兄ちゃんはいいよなあ、学校にもちゃんと通って勉強も出来て、あとは良い就職するんかあ」と……。
それが、ほんとうに辛くて悔しくて。だから今までの経験や積み上げたものを全て捨てて、弟と一緒に経験したことのない０からのスタートを始めたかったんです。それが人生の中でいちばん大切な弟を一番元気づけられるんじゃないかと思って。それで自分が全くやったこともない、そして遠い存在であった俳優という道を選びました！！

っえーーー！！（笑）
そんな言葉、田中さんから聞いたことがなかったのですが（笑）。
というか僕も感想を聞くことがなかった理由として、ほんとうに悔いが残ってしまったんですよねえ（泣）。

ありまくりです。まずシェイクスピア自体の難易度が高く、さらに「ロミオとジュリエット」は、出演作品が５本連続なくなり１年半ぶりに舞台に立つことになった作品なんです。そして身内の現場以外ではまだ２本目だったんです！（笑）
しかも配役も出番の多いポジションにつかせてもらったんですけど、力が入りすぎてしまって常にガチガチでそれが千秋楽まで抜けませんでした（笑）。稽古序盤なんて思い出したくない程のガチガチでした（笑）。

後悔がすごいせいか、今でもあの時の芝居のことを考えて勝手に頭の中で修正作業を繰り返しています。月１回はあの台本を取り出して声に出して別のイメージで読んだりしちゃってます（笑）。

うーん、毎回一つ一つの作品で得るものが沢山ありすぎて全てが転機と言っても過言ではないのですが……。
一つ挙げるとしたら、２０２０年の１月に放送された「世界仰天ニュース」の正月ＳＰ内の長めの尺の再現ドラマで主人公をさせて頂いたことでしょうか！

Youtuberとしてご活躍されている「メインハイチャンネル」さんの今までの軌跡を描いたもので、僕はそれで脊髄損傷を負ってしまったメンバーのコウキさんの役を演じました。
難しい動きや、感情、ストーリーが求められものでした。しかもこの仕事が決まったのも３日前で、台本が届いたのは前日の夜１９時というかなりのハードさでした。ほんとうに全身全霊で取り組みましたね。

現場では上手くいかないことばかりでしたが、放送後の想像以上の反響に驚きました。SNS上で沢山の方からのメッセージや反応を頂き驚愕しました。特に驚いたのが、海外の某有名映像配信サービスが制作する映画のキャスティング担当の方がたまたま放送を見ていたらしく事務所に問い合わせが入ったことです。
そのおかげで中々受けることのできないオーディションに呼んで頂きました。決まれば中々のストーリーだったのですが、しっかり落ちちゃいました（笑）。

でもこの経験で自分自身に少し自信が持てたというか、こんな僕でも人の心を動かすものを持っていたんだと初めて自覚でき、それまで以上に前向きに演技に取り組めるようになりました！！あと「チャンスはどこに転がってるかわかんねえんだな」ということにも気づきましたね。

現在は、毎週日曜日朝9時からテレビ朝日さんで放送されているスーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」に準レギュラーとして出演しています。
主人公 桃井タロウが働くシロクマ宅配便という会社で共に働く同僚の石川という役です。オールバックの髪型が特徴です（笑）。

あと8月に舞台出演4本目なのですが、初めて主演を務めさせて頂きます。
「Ｍ～２０２２～」という作品で新宿にあるシアターブラッツという劇場で公演予定(8月24日～8月28日)です。
アメリカが舞台で、若き弁護士：神栖と謎の女性でヒロインのナタリーの恋物語をベースに企業と政府の癒着を暴こうとする物語です！！
それと、新しい挑戦なのですが俳優同士でユニットを組みコメディ動画を「Hey‼People」というアカウントでTikTokで投稿しています！
まだまだ全然伸びていないのですがクオリティーも内容もこだわって作っていますので是非フォローしてください！

最近一番大切にしていることは、「自分のセリフや行動が相手にどう影響するのか」です。相手にもセリフがあるわけで、相手からそのセリフが出るために、どうアプローチしていかなければならないのかを大切に考えています。
それらをしっかり考えることで、自分の役割そしてシーンの目的等の具体的なイメージが湧きやすくなると感じています。さらに相手役を大切にできる。相手がいないと自分自身の役も成立しないわけですし、芝居が成立しません。

そして、相手の意見や良いアドバイスを一旦しっかり受け入れるということです。これをしないと自分の想像や思考だけで終わってしまい、今後の成長に繋がらないと思っています。
自分の想像や思考だけだと、自分のやりたいことをやっているだけで、それ以外の可能性に出会ったり、新たな伸びしろを発見することが出来ないので、成長がある程度のところで止まってしまうように思います。ただし自分の基盤はしっかり持っておきたいです。

とか言いつつ、まだまだ足りないことだらけなので今後も謙虚にコツコツと取り組んでいきたいです。

日舞に挑戦してみたいです！
最近めちゃくちゃ大河ドラマにハマっているのですが、その所作を見て日舞に挑戦したいという思いが芽生えてきてます！

僕の性格的に、何かを達成すれば「次はアレだ！」と思ってしまう性格なので最終というものはないと思います。だからこそ大好きな俳優である横田栄司さんや吉田鋼太郎さんのような芝居モンスターに少しでも近づけるように研究を日々重ねていきたいです。
果てしなく遠すぎて、どのくらい差があるかわからないレベルですが（笑）。

こんな僕の記事を最後まで読んでくださりありがとうございます！！
ドンブラザーズめちゃくちゃ面白いので是非ご視聴を！！
8月の主演舞台、絶対劇場でご観劇を！！劇場来れない方は、配信もあるので！！
最後にTikTokも必ずフォローを（笑）。